インタビュー
大の男が二人して! 赤ちゃんにメロメロ対談・後編
3000人以上もの赤ちゃんの笑顔を撮影してきたスマイリングベイビー代表堀口マモルと、胎内記憶の第一人者・池川明先生。「大の男が二人して赤ちゃんにメロメロ」そんな対談が実現しました。
実は元々は子供に関心のなかったという池川先生のお話や赤ちゃんとお母さんの密接な関係について盛り上がった前半。さらには、スタジオですぐに赤ちゃんにスマイリングしてもらう方法まで池川先生に提案していただいた堀口マモルでした。
ここからは、世界の赤ちゃん事情からこれからのスマイリングベイビーの活動まで。語り尽くせるのか???
後半戦、スタートです!!
笑うどころじゃない環境下の赤ちゃん
堀口さんは日本だけじゃなく、海外でも赤ちゃんの撮影をされてますね?
フィリピンには毎年行ってまして、あとは、アフリカのザンビアにも行きました。日本国内でも被災地を始め、できるだけ足を運んでいます。
アフリカといえばウガンダという国があります。昔はそこでは、赤ちゃんは生まれた時からスリングに入れてお母さんとずっと一緒でね、それって母も子も互いに満たされている関係だからか、オムツしなくても漏らさないし、子供も穏やかに育っていたんです。
その昔と言いますと?
その後内戦だとかクーデターだとか、大変な環境になってしまってね、なので、もうそんな話はどこを探しても聞かなくなってしまいました。
それは悲しいですね。
僕もね毎年、フィリピンのスービックにある最貧地区で撮影しているんですが、あんまり笑わないんですよ。赤ちゃんが。先ほどお母さんが幸せじゃないと笑わないと先生が言われてましたが、まさにその通りなんです。ゴミの山に住んでるような環境で、貧しいし、子供は何人もいるし、お母さんは赤ちゃんどころじゃない状況ですからね。
なるほどね。逆に笑いは伝染するんですよね。
お母さんとかね、周りが笑うと子供は笑うんです。そしてまた、子供が笑うと周りも笑って幸せになっていく。
僕はね、そういった経験の中から、(赤ちゃんが笑うのは)面白いからではなくて、心地よさとか安心感から、思わず幸せを感じて笑顔で表現しているんやないかなと思うようになりました。
大人の笑いはね、文化が違うと誤解されたりすることもありますが、赤ちゃんの場合は問題外です。実にパワフルです。
だいたい、笑うことは体にもいいと聞いてますし。
その通りです。
福島県飯舘村(いいたてむら)のお年寄りたちの元気な笑顔
だからね、僕は笑顔をもっと広めたくて、このスマイリングベイビーの活動をやってるわけです。
とはいえ、ベイビーだけじゃないんです。老人ホームのお年寄りのスマイルも撮ってるんです。
これはいい笑顔ですね。
おばあちゃんはすぐ笑ってくれるんですけど、おじいちゃんがなかなか笑いませんね。
男は笑うな!なんて教育を受けてましたからね。
最近では、(避難指示が解除された)福島県の飯舘村(いいたてむら)に通って、お年寄りたちの元気な笑顔を撮っています。もちろん、赤ちゃんや子供たち、お母さん、お父さんも含めてですが。
この2017年夏に飯舘村に道の駅「までい館」というのがグランドオープンするんですよ。そこに2×2mもある特大ポスターにして何枚も飾るんですよ。
「こんなに元気ですよ」とアピールするために。
いいですね。笑顔はメッセージ性が強いです。
残念ながら悲しいこととか恐怖の方が伝わるのは早いのですが、それは人を縛るものです。笑顔とか幸せはね、人を解放しますね。すごく大切だと思います。
笑顔は幸せのバロメーターですね。
笑顔を広げることで、みんなを幸せにするのは素晴らしいことです。もっと広げましょうよ。
応援しています。
ありがとうございます。頑張ります。
ところで、堀口さんは大阪の方ですが、やっぱり東京よりみんな笑ってますか?
大阪ではね、ボケとツッコミが必要で、普通にやってました。うまく笑いを取れないと、一人でまた突っ込んだりね。
学校でも、そんなことばっかりやってましたよ。
いいですねぇww
〜後編終了〜
まだまだ話の尽きない二人ですが、この辺で…。
池川明
1954年東京都生まれ。
帝京大学医学部卒。大学院修了。医学博士。
1989年横浜市に産婦人科の池川クリニックを開設。
平成元年から平成28年までの28年間で約2700件の出産を扱い現在に至る。
現在は出産の取り扱いは行っていない。
2001年9月、全国の保険医で構成する保団連医療研究集会で『胎内記憶』について発表し、それが新聞で紹介され話題となる。現在、胎内記憶を世界に広める活動をしている。
池川先生についてもっと知りたい方は
池川明ドットコムまで
http://ikegawaakira.com
講演会や映画上映のご案内。ご著書の紹介もあります。